「舌筋トレ」で健康寿命をのばしましょう!blog
こんにちは、柏原市河内国分のなかむら歯科医院、院長の仲村です。
当コラムでもお伝えしておりますが、お口の中が健康な方は健康寿命が長くなります。これは近年の研究でも明らかになっており、お口の中の健康が損なわれている方ほど介護が必要になるというデータが出ております。
お口の中が健康ということは、食べる機能が正常ということです。しかし、お口の状態が悪くなると、噛む機能が低下して食べる機能が低下します。
この、噛む機能が低下した状態のまま続けば、硬いものが食べられなくなって柔らかい食べ物ばかり食べるようになります。
すると、さらに噛む力が低下していくという負の連鎖が起こってしまいます。
この負の連鎖はさらに、食事を楽しくなくなり、食欲がなくなり、栄養が足りなくなり、体全体の機能へ悪影響を及ぼします。
研究のデータによると、口の中が健康でない状態の方は健康な人と比べて全身の衰えが早まるリスクが高くなると言われています。
そのため、「口が乾くようになった」「飲み込みにくくなった」「むせやすくなった」「食べこぼしが多くなった」「硬いものが食べにくくなった」などといった、ちょっとしたお口の中の不調を放っておかず、歯科医院へ相談に行くことが重要です。50代以上の方は特に注意してください。
さらに、こういった症状を改善させるためには「舌筋トレ」が重要と言われています。
舌を鍛えることで口全体が活発化すると言われており、口全体の機能改善に繋がるのです。
この「舌筋トレ」において基本となるのは「舌の存在を意識すること」
①ブクブクガラガラうがい
・水を口に含んで上を向いて喉の奥で15秒ガラガラうがい
・水を口に含んでほっぺたを膨らませて5回ほどブクブクうがい
これらを毎食後1日三回、余裕があればブクブクの回数を増やしたりしても良いと思います。
②舌をゆっくり動かす
・舌を前に出す
・前に出した舌を左右に動かす
・舌で唇を舐める
(この時舌を限界まで出してゆっくり動かすことがポイント)
これを3セット繰り返す。
③舌と指で押し合い
・舌を右の頬の内側に押し付ける
・指で頬の上から舌を押さえる
・指を舌で押し返す
これを左右3回ずつ繰り返す。
他にも様々な舌筋トレはございますが、まずはこの辺りからやってみてはいかがでしょうか?
お口の不調に気がついたときはお気軽に当院スタッフまでお尋ねくださいませ。