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フィンランド人に学ぶ、食後に食べるとむし歯予防になるものって?blog
皆さまこんにちは!
歯科衛生士の藤塚です。
先日、キシリトールについて知識を深める勉強会「キシリトールマイスターセミナー」に参加しました。
キシリトールってなに?
むし歯のリスクにならない代替甘味料ということは皆さまよくご存じかと思います。
キシリトールがすごいのはここからです。
①ミュータンス菌(むしば菌)の増殖を防ぎ、更に悪性の弱い細菌にしていく
②プラークの量と付着性を減少させる
③脱灰を防ぎ、再石灰化を促す(ごく初期のむし歯を修復する)
特に妊婦の方や赤ちゃんがいる場合は、歯が生え始める3か月前から周りの大人が継続的に摂取することで、お子様の将来むし歯になるリスクを大幅に下げることができるといわれています。
乳幼児からキシリトールを習慣に取り入れることで、大人の歯への生えかわりのときのむし歯のリスクも下げることができます。
では、キシリトールはどうやって食べればいいのでしょうか?
①キシリトール高配合(できれば100%)のガムやタブレット
②1日3回 食後に咬む、なめる
③3か月以上続ける
上記の方法で1日10gのキシリトールを摂取することで、むし歯の抑制に効果があると報告されています。
一番良いのはキシリトール100%配合のガムを食後に咬むことで、唾液も良く出て相乗効果が得られます。
ただ、キシリトールは歯磨きのかわりにはなりません。
日ごろからフッ素入り歯磨き剤を使って丁寧に歯を磨くこと、
規則正しい食生活を送ること、
定期的に歯科健診を受診し、クリーニングなどをしっかり行ったうえで美味しく楽しくむし歯予防しましょう!