「生活習慣の改善」で歯の寿命を延ばす!?blog
こんにちは、副院長の仲村です。
今回は歯の寿命を延ばすための生活習慣についてご紹介いたします。
生活習慣は無意識繰り返しているため、歯にとって悪い習慣を続けていれば、知らず知らずのうちに状況が悪化して気づけば取り返しがつかないことに・・なんてことにもなり兼ねません。
しかし、歯にとって良い習慣を一度作ってしまえば、歯の寿命を簡単に延ばすことだって出来るのです。
歯磨きの習慣
前歯の後ろや奥歯の周りなどの磨き残し。磨き残されている状態が続いてしまうとプラークや唾液によって歯石が出来てしまいます。意識して磨き残しが無いような磨き方に変えていくことで歯石が減っていくことに繋がります。
歯科医師や衛生士に虫歯が少ないのは、磨き残しのない歯の磨き方を理解して、その磨き方を習慣化して無意識のうちにしているからだと思います。
噛む習慣
よく噛んで食べることは脳への刺激や内臓の負担軽減など、メリットがあります。しかし噛みすぎると歯と歯茎へのダメージに繋がることがあります。
歯へのダメージ
歯の表面のエナメル質は人体で最も硬いですが、同時に脆くもあります。噛みすぎることで歯に細かいヒビが入り、虫歯や知覚過敏の原因にもなります。
歯茎へのダメージ
噛みすぎる事で、歯を押し付けたり揺らしたりする力が発生し、歯を支える骨が緩んだり、歯周ポケットに歯周病菌が入りやすくなります。その結果歯周病のリスクが高まります。
強く噛めば噛むほど歯にとってダメージが蓄積されてしまいますし、歯は一生の中で少しずつダメージが進行していきます。
ですので、硬いものを食べるときは奥歯で噛むようにしましょう。奥歯を既に抜歯している方は強く噛み締めないで噛む回数を多くする事で加減しましょう。
また入れ歯やインプラントを入れる事で抜歯となっている部分にも噛む力が分散されるようにしましょう。
寝る前の習慣
寝ているときに歯に対するダメージは起こりやすいです。
それは寝ているときに唾液の分泌が減り、虫歯菌に抵抗することが出来なくなるからです。
また、寝ているときに歯ぎしりをする方は、起きているときよりも強い力で歯ぎしりをしてしまいがちで、歯にとても大きなダメージを受けてしまう事もあります。
ですので、虫歯菌をできるだけ残さないように、寝る前はしっかりと歯磨きをしましょう。歯ぎしりが気になる方は、歯科医院にて専用のマウスピースを作ってもらうなどの対応をしましょう。
食事の習慣
酸っぱい食べ物は酸により歯の表面を溶かしてしまいます。酸性が強い食品は、あまり歯に長い時間触れないように意識し、唾液を口の中にためて酸性を中和するようにしましょう。
小さな生活習慣があなたの歯の寿命を延ばしてくれるかもしれません。
ぜひ、実践してみてください。