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歯がなくなると認知症がなくなる!?

年齢を重ねてくると、身近になってくるのが認知症。
同年代の方が認知症になったり、自身の物忘れなど気になってくるという方は少なくないはず。
認知症には効果的な薬はなく、治療をするよりも予防をすることを重視されています。
予防には運動や頭を使うことが有効であると言われていますが、口の中を健康に保つことも認知症予防になることをご存知でしょうか?

まずは口の中の健康と認知症の関わりについてご説明します。

食べ物をしっかり噛んで食べないと認知症になりやすいというデータが発表されております。この理由は以下の3点だと言われています。

  • 咀嚼せずに柔らかいものを食べると大脳の認知機能に関わる領域への刺激が減少する。
  • 噛まずに食べられるものばかり食べてしまう傾向になるので栄養が偏る。
  • 歯がなくなった原因が歯周病であれば。炎症部分から脳に有害な物質が分泌される。

さらにメタボリックシンドロームも認知症の発症を促進すると言われています。そしてこのメタボリックシンドロームは歯周病と関連していると言われています。つまり、歯周病と糖尿病はお互いに作用し悪化させ合うのです。なので国内では糖尿病を診療する医師と歯科医師の連携の強化が少しずつ進んできています。

口の中の状態と認知症の関係性の詳細なデータについてはまだまだ研究中ではありますが、昨年には「認知症と口腔機能研究会」という団体が設立され、歯科医師と医師などにより研究が進められています。

私たちにがやるべきことはシンプルです。歯周病を治療し、自身の歯を1本でも残す。
どうしても歯を抜かないといけなくなってもインプラントや入れ歯を入れて噛める様にしておく、また口の中の維持するための定期的なメンテナンスを受けることです。

歯を失うのは「年のせい」だけ?!

厚生労働省の調査によると年齢が上に行くにつれて歯が残っている人の割合は小さくなっていきます。
しかしこれは「年齢を重ねるから」ではなく「口の中のメインテナンスができていないから」歯が少なくなっていくのです。

歯周病は、「沈黙の病」と言われ、20歳ごろではあまり気づかずに進行していきます。
なので症状が軽いうち、気づかないうちからしっかりと歯科医院にメインテナンスに通い、口の中の健康状態の維持をしましょう。こうして歯周病を治療することで認知症のリスクが下がるのです。

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