先輩ママたちの体験談から学ぶ小児歯科矯正のメリットとデメリットについてblog
こんにちは柏原市河内国分のなかむら歯科医院です。
子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に生え変わるタイミングで歯並びが悪くなるということがよく起こります。
特に最近の子供は柔らかい食べ物を食べることが多いので顎が小さくなりがち、そうなると永久歯が生えるスペースが足りなくなって歯並びがガタガタになってしまうのです。
そんな時に重要な「小児歯科矯正」についてのメリットとデメリットを先輩ママたちの声を基にまとめました。
小児歯科矯正のメリット
①痛みが少なく効果が出やすい
成長段階の子供の歯は、成長に合わせて矯正をしていくので、痛みが少なくて歯も動かしやすいのです。
②永久歯が悪い方向に生えにくくなる
矯正で顎を広げながら、乳歯が抜けるタイミングもコントロールしていきます。そうすることで永久歯が悪い方向に生えにくくして、歯並びの悪化を防ぐことが出来るのです。
③抜歯しなくてもいい可能性が高くなる
大人になってからの矯正だと歯を抜かないといけないケースも多いが、小児矯正は顎を広げるので顎のスペース不足によって歯を抜くことが少なくなります。
④治療期間が短く済むケースが多い
矯正を3〜10歳の間に始めれば、11歳以上から始める場合よりも治療期間が短くなることが多いです。
⑤治療後の後戻りがしにくい
歯科治療の後に歯が「後戻り」してしまうことがありますが、小児矯正は歯を矯正するだけでなく、歯を支えている骨を育てていくので後戻りが起こりにくいです。
⑥コンプレックスを解消、未然に防ぐことが出来る
早いうちから矯正をすることで、見た目のコンプレックスを解消することが出来ますし、さらに早く治療をすれば、見た目について悪く言われることを防ぐことができます。
小児歯科のデメリット
メリットばかりご紹介しましたが、もちろんデメリットもございます。
実際の先輩ママたちの声を集めてみました。
①お金がかかる・・・!
小児矯正の中には顎を広げるための矯正や歯列のバランスを整える矯正など様々な治療があります。
治療は保険が効かないため、医院によって価格は異なり30万〜60万円と高額になります。
高額なので分割するケースが多いですが、毎月の診察料も含めると、月額1万円程度になってしまいます。
歯科治療が終わるまでの数年間、毎月1万円がかかるというのは経済的に負担になるというお声が多いようです。
②矯正器具を無くしたり壊したり・・!
矯正治療の装置の中には取り外しが出来るものもあります。
なので、子供が自分で外して無くしちゃったという体験談もありました。
さらに装置をつけたまま遊んでいて転んだ拍子に壊れてしまった!というパターンもあるようです。
無くしたり、壊れたりすると追加費用がかかったり、治療が中断するので期間が長引いたりもするので大変です。
外したらケースにしまうなどのルールづけをしましょう。
③子供もストレス・・
矯正装置が邪魔でうまく話せなくてストレスに感じる子供が多いみたいです。
また、舌足らずな喋り方をからかわれたりというケースもあるようです。
しかし子供は順応性が高いので1ヶ月もすれば喋り方も改善されていきます。
小児矯正はメリットも多いですが、デメリットも存在します。
しかし、工夫次第で乗り越えられるデメリットだと思います。
保険がきかない高額な治療ですので、ご家族で話し合って慎重にご検討ください。
気になることがあればお気軽にスタッフまでお問い合わせくださいませ。