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お口の検査blog
皆様こんにちは!
なかむら歯科医院アシスタントのTです☺️
今回は
お口の中の状態を知るための様々な検査
についてご紹介していきます。
〜5分で測定!簡単検査〜
まず最初にご紹介するのが
「唾液検査」です。
こちらの検査では
虫歯や歯周病、口臭のリスク
などがわかります。
検査方法はとても簡単です。
1.採取
まずは10秒間 専用洗口用液でしっかりうがいします。
2.測定
その後、
採取した唾液を専用の検査キットにセットします。
3.結果
5分後には測定が完了し、
検査結果シートが作成されます。
結果は数値化されるので、
自覚しづらいお口の状態を
ひと目で把握することができます。
表示される数値は
口腔内の唾液により
虫歯菌の活性度、唾液の酸性度・
唾液中の虫歯菌への緩衝度
・・・等が測定されます。
細菌が増えると
唾液中のアンモニアが多くなり、
口臭の原因に...😱
とはいえ、
細菌自体は目に見えないので
ピンと来ないですよね。
⇩
この見えない細菌を見える化するのが
「位相差顕微鏡」
と呼ばれる顕微鏡です。
〜見えない細菌を見える化検査〜
私たちの口の中には
およそ400~700種類もの細菌が共生しています。
これらの菌は肉眼で見ることはできませんが、
位相差顕微鏡を使用すれば、
細菌がリアルタイムで動いている様子を
観察することができます。
「 位相差検査 」
口腔内の細菌の中でも
特に多いと言われているのが
歯周病の原因となる細菌です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
これらは
ブラッシングが充分でなかったり、
砂糖を過剰に摂取したりすると、
細菌がネバネバした物質を作り出して
歯の表面にくっつきます。
これを
「歯垢(プラーク)」と言います。
この歯垢1mgの中には
約10億個の細菌が住みついている
と言われており、
虫歯や歯周病、口臭などの原因に
なります。
歯垢は粘着性が強く、
うがいをした程度では落ちません......
が、
日々のブラッシングで落とすことができます✨
とはいえ、
自分では綺麗に磨いているつもりでも
これがなかなか難しいものです。
また、
ブラッシングは綺麗にできていたとしても、
フロス不足で歯と歯の間の汚れが
落としきれていない場合もあります。
そのまま清掃が行き届かずにいると
歯垢は段々と硬くなっていき、
最後は “歯石” と言われる物質に変化して
歯の表面に強固に付着します。
残念ながら一度歯石になってしまうと
ブラッシングでは取り除くことができません。。。
さらに、
歯石までもが取り除かれずにいると、
歯石の中や周囲に
多くの細菌が停滞して毒素を出し続け、
歯肉の辺縁が炎症を起こして
赤くなったり腫れたりしてきます。
ブラッシングのときに出血する方は、
このように
歯茎に炎症が起きている
場合が多いです。
そしてさらにこの状態が進行すると、
歯茎から膿が出てきたり、
歯がグラグラしてきたりして、
最後には歯を抜かなければいけない
という事態になってしまいます。
ところが、
ここまで大変な症状が出ていても
痛みがないことが多いため
進行に気付きにくく、
30歳以上の方の5人に4人が
こちらの症状を抱えていると言われています。
これが
“歯周病”
という恐ろしい病気なのです。
簡単にまとめると......
〜歯周病とは〜
細菌の感染により
引き起こされる炎症性疾患。
細菌の出す毒素によって
歯の周りの歯茎(歯肉や、歯を支える骨など)が
溶かされてしまう病気。
大切なのは
歯周病・虫歯にならない予防、
生活習慣です。
その第一歩として、
まずは皆様にもお口の中への
興味を持って頂けたら幸いです☺️